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ミステリの祭典

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恋するおしい刑事
おしい刑事

作家 藤崎翔
出版日2017年06月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 まさむね
(2019/12/09 19:09登録)
 冴えた推理を披露しながら、いつも「惜しい」ところで手柄をモノにできない「押井刑事」を主人公に据えた短編集の第二弾。
 今回は、美人の後輩女性刑事が配属され、押井刑事が新人教育係に任命される、そしてタイトルどおりに…という設定。正直、そこはかとない安っぽさを感じつつ読み始めたのですが、設定はともかくとして、各短編の内容自体は本格指向。捨て推理を噛ませたりもして、一定の水準は保たれており、最終的な印象は悪くなかったですね(とはいえ、驚きのトリックがあるものではないですが…)。タイトルや表紙で損をしているような気もします。

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