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ミステリの祭典

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卑弥呼の葬祭:天照暗殺

作家 高田崇史
出版日2018年02月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 makomako
(2019/10/12 13:26登録)
 高田氏の歴史ミステリーもついに古代史最大の謎とされる邪馬台国と卑弥呼のお話となった。
 例によって事件が起きて、一見関係のない歴史談議があってといったところはQEDシリーズと大きな変化はなく、さらに探偵としてタタルさん(崇)も活躍するから、QEDシリーズの続編としてもよいぐらいです。
 今回は連続殺人で、それが卑弥呼と宇佐八幡宮と邪馬台国につながるのですから、当然大いなる無理があります。ちょっと度肝を抜くようなタタルの歴史解釈が出てきますが、これはこれで興味がある人には面白いかもしれませんが、今回はちょっとやりすぎかな。これが殺人の同期となるように話を仕向けるのはなかなか大変なのでしょう。そのあたりが共感しにくいところがあるので、このお話があまり楽しむことができにくかったのかもしれません。

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