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ミステリの祭典

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京都なぞとき四季報 古書と誤解と銀河鉄道
遠近倫人&青河幸

作家 円居挽
出版日2018年08月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 まさむね
(2019/10/10 22:53登録)
 「クローバー・リーフをもう一杯」の続編。ちなみに、「クローバー・リーフをもう一杯」は、文庫化の際に「京都なぞとき四季報 町を歩いて不思議なバーへ」に改題されているのですが…すごく紛らわしい。間違って既読の前作の文庫版を買っちゃうところでした。
 内容としては、京都を舞台にした、大学生たちの物語。ミステリーとしては相当に軽めで、ちょっと肩透かし気味だったかな。前作を読んだのが約5年前なので、はっきりと記憶しているわけではないのですが、何か全体のイメージか変わっているような気もしましたね。脇を固める登場人物たちの活躍が増した分、謎解きバー「三号館」の存在意義がフワッとしたからかな。
 ちなみに、恋愛要素については、個人的にはむず痒さだけが印象に残った感じ。どうでもいいことだけれど、主人公には青河さんよりも灰原さんの方がお似合いのような気がしたのですがね。

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