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ミステリの祭典

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誰も死なないミステリーを君に2

作家 井上悠宇
出版日2019年08月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 虫暮部
(2019/10/02 11:19登録)
 前作よりも“悪意”を重視した為ミステリっぽさは増したが、何らかの言動によって関係者の気持が連鎖反応的に変化して“死線”が左右される設定は、つまり現実を繰り返し改変し続けるようなものなので、ロジックが入り組んじゃって大変だ。提示の仕方を工夫出来るともっと良くなるのでは。
 神隠しの真相は淡白で物足りない。遺産相続の遺留分に関する説明が間違っていると思う。
 あと思い出した、北山猛邦の“猫柳十一弦”がコレと似た発想だ。

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