ファミリー・レストラン |
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作家 | 東山彰良 |
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出版日 | 2011年08月 |
平均点 | 3.00点 |
書評数 | 1人 |
No.1 | 3点 | 臣 | |
(2019/09/28 19:50登録) 見知らぬ人たちがスペイン料理レストランに集められ、早いうちに、客たちの前で、店の主人が自分の首を切る。 そしてその後、さらにさらに異常な状態に・・・ 客たちには、あやしい過去がある。 この店に客たちを招いたのはいったい誰なのか。 とくれば、クリスティの「そして誰もいなくなった」がまず思い浮かぶ。 しかし似ているわけではない。いや、似ているほうがどんなによかったか。 すっきりしないし、複雑だし、読みにくい。 理解不能。支離滅裂。いい加減にしてくれ、と叫びたくなる。 直木賞受賞作の青春ミステリー「流」がたいそう気に入ったので、なんでもいいから本著者の2作目を読んでやろうと思っていたら、このありさま。 東山氏の他の作品のタイトルをながめてみても、やはり支離滅裂感にあふれている。独特の世界観があるのか。タイトルを見ただけでも、心ときめくような作品はない。 とはいえ、二匹目のどじょうを探して、懲りずにあと2,3作は読んでみようとは思う。 |