怪盗と接吻と女たち ペリイ・メイスン、レスター・リース/旧題『ガードナー傑作集』 |
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作家 | E・S・ガードナー |
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出版日 | 1977年04月 |
平均点 | 6.00点 |
書評数 | 1人 |
No.1 | 6点 | 弾十六 | |
(2019/08/17 15:46登録) 日本オリジナルの中篇集。メイスンの中篇全2作とレスター リースもの2作(ハヤカワ文庫に収録されてるものと同内容)と女探偵もの1作を収録。(なお、以下はAmazon書評の転載です。いずれ再読したらあらためて書きます。) メイスンものの長篇以外の作品は他に短篇1作(「腹を立てたゴミ屋」The Case of the Irate Witness, Collier's 1953-01-13)があるだけということになっています。(「消えた目撃者」(1949)と言う短篇が翻訳されてるんですが…) 「燕が鳴いた」The Case of the Crimson Kiss (American Magazine1947-8): 評価6点 ペリー メイスン第29.5話。シリーズ初の中篇。燕の巣、望楼からの眺め、トレーラー生活。ドーセットが登場、普段と違って案外まともな対応です。法廷シーンは無し。解決は慌ただしい。銃は20口径(20ゲージですね)のショットガンが登場。長編の梗概みたいな感じです。 「緋の接吻」The Case of the Crying Swallow (American Magazine1948-6): 評価7点 ペリー メイスン第31.5話。シリーズ2作目の中篇。冒頭にはメイスンが登場しません。メイスン事務所の夜間電話番号はウェストフィールド6-5943、デラの故郷からの知り合いがメイスンに事件を持ち込みます。法廷場面は予備審問。物語の構成が上手く解決も鮮やかです。 レスター リース2作(Detective Fiction Weekly 1941-3-29 & Flynn's Detective Fiction 1943-1)の評価は省略。 「宝石の蝶」The Jewelled Butterfly (Cosmopolitan 1950-10): 評価6点 珍しい女探偵ペギー カッスル、探偵が女性であることを意識した作品に仕上がっています。 |