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ミステリの祭典

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EQMM日本語版 1956年10月号 <4>
特集: 本格中篇探偵小説

作家 雑誌、年間ベスト、定期刊行物
出版日不明
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 弾十六
(2019/08/11 16:44登録)
正確な雑誌名は「エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン」なんだけど、長いし、本国版と紛らわしいので「EQMM日本語版」で登録しました。(早川書房公式は「日本語版」の表記らしいので…)
この号は古書店で20年くらい前に350円で入手。特約期間が終わり他社広告解禁号のハズですが、残念ながら早川書房の広告しか見当たりません…
さて目次は「特集: 本格中篇探偵小説」となっています。カットは表紙と同じく勝呂 忠。
まだ途中ですが、豪華なメンツなので暫定評価7点として、読んだら追記してゆきます。
以下、初出はFictionMags Index調べ。
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⑴ A Study in White by Nicholas Blake (The Strand 1949-2 タイトルThe Snow Line, 挿絵L.G. Illingworth 巻頭話) 「白の研究」 ニコラス・ブレイク 峯岸 久 訳: 評価6点
読者への挑戦付き(ストランド誌及びEQMMも同様)。挿絵のIllingworthの作風はWebで見るとコミカルなタッチです。列車のコンパートメントに6名が乗車、外は大雪。典型的なクローズドサークル。謎解きは明確な手がかりの提示があり、挑戦にふさわしいものでした。「半クラウンをカウンターに放るような調子で投げやりに」(=2シリング6ペンス)英国消費者物価指数基準(1949/2019)で35.04倍、現在価値563円。ジョージ6世の半クラウンは1947年以降、材質が.500 SilverからCupro-Nickelに変わり安っぽくなったのでこういう表現なんでしょう。(直径32mm、重さ14.1g) 2万5千ポンドは現在価値1億1千万円。
(2019-8-11記載)
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⑵ Off the Face of the Earth by Crayton Rawson (EQMM 1949-9 掲載二番目) 「天外消失」 クレイトン・ロースン 阿部 主計 訳:
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⑶ Lesson in Anatomy by Michael Innes (EQMM 1946-11 巻頭話) 「解剖学教程」 マイケル・イネス 野村 一郎 訳:
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⑷ I Can Find My Way Out by Ngaio Marsh (EQMM 1946-8 巻頭話) 「出口はわかっている」 ナイオ・マーシュ 村崎 敏郎 訳:
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⑸ Double Your Money by Ellery Queen (This Week 1951-9-30 タイトルThe Vanishing Wizard) 「あなたのお金を倍に」 エラリイ・クイーン 青田 勝 訳:
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⑹ The Moment of Decision by Stanley Ellin (EQMM 1955-3 巻頭話) 「決断の時」 スタンリイ・エリン 中田 耕治 訳:
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⑺ Wild Goose Chase by John Ross Macdonald (EQMM 1954-7 最終話) 「骨折り損のくたびれもうけ」 ロス・マクドナルド 砧 一郎 訳:

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