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ミステリの祭典

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夜長姫と耳男

作家 坂口安吾
出版日1972年01月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 レッドキング
(2019/07/13 22:58登録)
(採点と評は「都会の中の孤島」に対してのみ)
坂口安吾晩年の暗い短編小説。不器用で直情型の男が、陰惨な殺人事件の犯人に間違えられてしまい、冤罪のまま死刑判決を受けてしまう。他の登場人物には真犯人が分かっているのに助けようとはしない。そして読者も、この冤罪の男にやがて死刑が執行されてしまう事を疑わない。暗く恐ろしく、でもどうしようもないなという思いを残して。

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