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ミステリの祭典

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さらわれたい女

作家 歌野晶午
出版日1992年01月
平均点6.52点
書評数23人

No.3 6点 SHINE
(2002/07/08 23:20登録)
読み始めはすらすらと、のめり込む様に読める内容なのでおもしろい。だがラストがイマイチかな。トリックではなく、事件の解決のしかたがあまり好きではないかな。

No.2 9点 テツロー
(2002/03/30 01:18登録)
 主人公の行動や身の振り方に、全体的に共感できる。死体処理の描写・顛末もサスペンスフルで面白かったし、ラストで主人公が選択した方法も、本格ミステリ派である僕自身の主観にかなったものであったのが良かった。
 これがもし正統ハードボイルド物語なら、ラスト主人公は死んでいたんじゃないかな?彼を殺さず、こういう結末に持ってきたところに、「ハードボイルドに非ず」という作者の姿勢を感じた(考えすぎかもしれんが)。

No.1 6点 ドクター7
(2002/03/29 19:55登録)
誘拐のシナリオはなかなか面白いと思いました。
全体的に好印象なのですが、悪くいうと軽い(そこが良いところなのかも)。終わりも含めて、つじつま合わせな部分が気になりました。でも良心的な作品だと思います。

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