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ミステリの祭典

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そして誰もいなくなる

作家 今邑彩
出版日1993年08月
平均点6.82点
書評数22人

No.2 6点 シーマスター
(2008/04/25 21:32登録)
かの名作を読んでいた方が楽しめるかもしれないが、未読でも普通に楽しめると思う。作者が(悪戯心から)わざとキワドイ表現をしている所もあるが、それだけにネタバレはないはず。(たぶん)

内容に関してチョコっと苦言を呈させて頂くと・・・
「見立て殺人」なんて噂が出たら、2人目までは止むを得ないにしても、本件では(見立てを採るなら)それ以後のターゲットが明白なんだから、警察や学校が(半信半疑であったとしても)非常事態として、そして何より家族が彼女達を聖火を守るが如くガードするのが普通ではないか?
実際に何人か死んでいるわけだし、如何なる理由があろうと1人で外出させたり家に残したりはしないんじゃないかと思うがね。(でも、そうしたら本作はできないけどね)

まぁ硬いことは抜きにしても、読みやすい上に小振りながら捻りも結構入っているので、余剰時間の消費には適した本と言えそう。

No.1 7点 dei
(2008/01/27 21:14登録)
「そして誰もいなくなった」へのオマージュ作品。
読者をひきつける展開がよかったと思う。
本作単体でも楽しめるが、そして~を先に読んだ方が楽しめると思う。

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