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ミステリの祭典

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ここを過ぎて悦楽の都

作家 平山瑞穂
出版日2014年03月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 YMY
(2019/06/13 20:09登録)
現実と夢との間を漂うような体験が描かれた異色作。
どうしようもない不安と危うい快楽がないまぜになった「カフカ的な世界」に迷い込んだ青年の物語。現実世界を理不尽で醜いものと感じ、他人ばかりか家族ですら苦手に思い、絶えず生きづらさを抱えている人ならば、本作はあらがいがたい魅力を感じるでしょう。

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