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ミステリの祭典

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妻という名の見知らぬ女

作家 アンドリュー・クラヴァン
出版日2003年08月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 蟷螂の斧
(2019/04/29 21:22登録)
裏表紙より~『私はキャル・ブラッドリー、小さな田舎町でクリニックの所長を務める精神科医だ。妻マリーとは結婚して十四年、今なお変わらぬ美しさの妻に、私はぞっこんだった。かわいい三人の子供にも恵まれ、私のような風采の上がらない中年男には、これ以上望むべくもないほど幸せで穏やかな人生を手に入れていたはずだった…あの青年が目の前に現れるまでは。過去、そして現在まで築き上げたものすべてが一瞬にして崩れ落ちてゆく―男と女、夫と妻のあいだに横たわっているものとは!?嘘と幸福がもつれあう、ひそやかな恐怖と衝撃の物語。』~


大方のストーリーは題名からも予想がついてしまいます。よって、サスペンスフルな展開のみを期待したのですが、なかなか事件は起こらず中だるみの感。主人公の一人称で語られるので、主人公自身の内面との闘いがメインで、ミステリーというよりも一般小説に近いのかもしれません。そういう意味で辛目の採点。

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