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ミステリの祭典

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火星の遺跡

作家 ジェイムズ・P・ホーガン
出版日2018年12月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 糸色女少
(2019/04/21 17:51登録)
火星の荒野で発見された1万2千年前の巨石遺跡を巡る物語。世界各地の古代文明の遺跡と共通性があり、太陽系規模の太古の文明の存在を示唆していた。
遺跡の扱いを巡り、宇宙開発企業と、老古学者や地質学者が対立。企業は営利優先で、遺跡を軽視しているかに見えたが、実は失われた文明の英知に関心を寄せていた。
科学的な合理性を重視する「ハードSF」で知られる著者だが、本作は超古代文明というオカルト的なテーマを取り入れている。同じSFでも、水と油とされている両者の魅力が巧みに融合されている。

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