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ミステリの祭典

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探偵・花咲太郎は閃かない
探偵・花咲太郎シリーズ

作家 入間人間
出版日2009年12月
平均点2.00点
書評数1人

No.1 2点 メルカトル
(2019/04/15 22:02登録)
「推理は省いてショートカットしないとね」「期待してるわよ、メータンテー」ぼくの名前は花咲太郎。探偵だ。浮気調査が大事件となる事務所に勤め、日々迷子犬を探す仕事に明け暮れている。…にもかかわらず、皆さんはぼくの職業が公になるや、期待に目を輝かせて見つめてくる。刹那の閃きで事態を看破する名推理で、最良の結末を提供してくれるのだろうと。残念ながらぼくはただのロリコンだ。…っと。最愛の美少女・トウキが隣で睨んできてゾクゾクした。でも悪寒はそれだけじゃない。ぼくらの眼前には、なぜか真っ赤に乾いた死体が。…ぼくに過度な期待はしないで欲しいんだけどな。これは、『閃かない』探偵物語だ。
『BOOK』データベースより。

もうね、あれこれ書きたくないんですよ、愚痴になるから。一応2点にしましたが、二章がなかったら0点ですよ、0点。
タイトルが探偵は閃かないと言う位だから、推理しないのは自明の理であります。しかしそこはそれ、何らかのオチがあると思うじゃないですか。それが皆無なのです。花咲太郎は推理しないどころか、推理できないんですね。名探偵じゃないので。殺人が起きたり、殺し屋が現れたりして一応ミステリの体裁は備えているものの、全く推理しないで犯人が分かってしまうという、誠に荒唐無稽な内容のとんでもない代物です。
よくもまあ、このような作品を世に出したものだと感心するやら呆れるやら。これ程くだらない小説は生まれて初めて読んだ気がします。それでもAmazonのレビューに星5つつけている人がいるんですねえ。いやまあ、価値観の違いとしか言いようがありませんけど、それにしても・・・。出来れば、無かったことにしたいです。

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