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ミステリの祭典

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陸奥こけし殺人事件
小柳カオリシリーズ

作家 山村正夫
出版日1982年11月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 nukkam
(2019/04/02 14:19登録)
(ネタバレなしです) 短編集「振飛車殺人事件」(1977年)がシリーズデビュー作である女流棋士小柳カオリシリーズの長編第1作が1982年の本書です。ちなみにタイトルの「陸奥」は「むつ」でなく「みちのく」と読ませてます。10年前に解決済みの殺人事件を再調査していた私立探偵が殺される事件を扱い、小柳カオリと花巻警察の両者の捜査を地味に描いた本格派推理小説です。舞台が東京、花巻、北見と転々とするので(10年前の事件は鶴岡です)トラベル・ミステリーでもあります。犯人はまあこの人物しかありえないだろうと早々と絞り込まれ、アリバイ崩しの様相を呈してきますがトリックは大したことありません(というかトリックは評価するに値しないと思います)。むしろ真相の裏にある複雑な人間模様が印象に残ります。特にある人物の、初登場の時と終盤時で態度や性格があまりにも豹変したのには驚かされました。

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