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ミステリの祭典

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推理小説代表作選集1977年版
日本推理作家協会編/改題『にぎやかな殺意』

作家 アンソロジー(国内編集者)
出版日1977年04月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 蟷螂の斧
(2019/03/26 18:08登録)
日本推理作家協会賞の短編受賞作と、その年1年間に発表された代表作選集(1977年版)。現在は、「ザ・ベストミステリーズ 推理小説年鑑」として発表されています。
心霊写真(佐野洋)塗りつぶした顔(戸板康二)視線(石沢英太郎)曲った部屋(泡坂妻夫)瀬戸の夕凪(山村正夫)相似の部屋(鮎川哲也)拳銃(笹沢左保)背負って走れ(陳舜臣)水子地蔵の樹影(夏樹静子)神風の殉愛(森村誠一)復讐は彼女に(小泉喜美子)海軍某重大事件(小林久三)みぞれ河岸(都筑道夫)汽笛が響く(南部樹未子)
6点以上の評価の作品。
心霊写真(佐野洋)・・・行方不明の夫の心霊写真を持っている妻。その写真の付近を掘ると夫の死体が発見された。心霊写真は妻の工作のようだが。7点 
視線(石沢英太郎)・・・短編部門受賞作。銀行強盗にあった男性行員の視線があるところへ向けられた。6点 
曲った部屋(泡坂妻夫)・・・「亜愛一郎の狼狽」に収録。傾いたマンションの部屋で死んでいた男。解決のヒントは傾きにあった。8点 
相似の部屋(鮎川哲也)・・・「マーキュリーの靴」に収録。容疑者は犯行現場から遠方のマンションにいたというアリバイ証言がある。しかし現場近くのマンションを工作し、そこにいたようだが。7点 
水子地蔵の樹影(夏樹静子)・・・「重婚」に収録。昔、関係のあった女性とそっくりな娘と出会う。もしかして自分の子供?。7点 

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