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ミステリの祭典

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白夜の警官
アリ=ソウルシリーズ

作家 ラグナル・ヨナソン
出版日2019年03月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 nukkam
(2019/03/28 08:37登録)
(ネタバレなしです) 2011年発表のアリ=ソウルシリーズ第2作ですが前作のような本格派推理小説の要素はありませんでした。警察小説ですが第2の主人公として女性ジャーナリストを配しているのが特徴です。謎解きよりも人間ドラマの方が充実しており、登場人物たちの心の傷や苦悩そして触れられたくない秘密の描写が印象に残ります。アリ=ソウルに至っては最後の最後でまさかの行動に走り、一体次作ではどうなるのだろうと気になります。タイトル通り(もっとも英語タイトルは「Blackout」ですけど)夜中でも太陽の沈まない白夜の季節での出来事を描いていますが、明るい雰囲気は全くありません。

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