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ミステリの祭典

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アラビアの夜の種族

作家 古川日出男
出版日2001年12月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 虫暮部
(2026/03/27 14:42登録)
 うーむ。正直、長くて疲れたとの思いは否めない。
 壮大な謀略小説、ではあるがストーリーとしては割と大味。伏線が回収されても即座にそれ自体が長大な流れに呑み込まれてしまう。
 “言葉の異才” 的スタンスでこの長尺に挑むには、文章力が未だ及ばなかったか。繰り返しが多く、“ポイントはそこじゃないだろ” と感じる部分もそれなりに散見される。
 しかし、それこそがコンセプトでもあり、物量に圧倒されつつも、濃密で快い時間ではあった。読了を目的としない方が良いのかも。
 巨竜の焼き肉が美味しそう。

 日本推理作家協会賞受賞。同時受賞が山田正紀『ミステリ・オペラ』……疲れる年だったんだな~。
 普段は聴きながら読んだりしないけど、BGM:キングレコードのワールド・ミュージック・ライブラリー『バグダッドのウード~琥珀色の夜』。

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