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ミステリの祭典

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傷痕のある男

作家 キース・ピータースン
出版日1991年06月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 蟷螂の斧
(2020/08/24 08:37登録)
裏表紙より~『若きジャーナリスト、マイケルは雪に覆われたボスの別荘に招かれた。クリスマス・イブの夜、マイケルが、「傷痕のある男」の怪談をした時、青い目の少女スザンナは異常とも思えるほど怯えた。ニューヨークにもどり、数カ月が過ぎたある霧の深い夜、マイケルは車の中からあの「男」を見掛けた。あれは作り話だ、そんな男が実際に存在するわけがない。が、スザンナも同じ時、その男―何度も悪夢に現われては彼女を苦しめていた「傷痕のある男」―を見ていたのだ。夢の恐怖が現実となった時、二人は何者かに襲われた―。』~

あらすじはホラー系サスペンスのように思われますが、著者の別名義アンドリュー・クラヴァン「真夜中の死線」と同様なデッド・リミテッド型サスペンスの要素が強い小説です。また、ラブロマンスが重要な要素の一つでハラハラドキドキ感がたまらない(笑)。プロットは優れていると思いますが、少し複雑にしたため、ラストのインパクトがやや薄れてしまった点が惜しいところです。でも読みごたえはありました。

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