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ミステリの祭典

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閻魔堂沙羅の推理奇譚 点と線の推理ゲーム
閻魔堂沙羅

作家 木元哉多
出版日2018年12月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 人並由真
(2019/02/21 15:41登録)
(ネタバレなし)
 2018年に開幕し、その年の内にのべ4冊、新刊を刊行というハイペースのシリーズだが、内容の方はおおむね中高度で安定飛行。ただし収録エピソードの絶対数が少しずつ減り、とうとうこの4冊目では中編二本になってしまった(ボーナストラック的な幕間編が一本ついてるが)。

 一編一編のパズラーとしての質や造りはそんなに変わってないのだから、悪く言えば人間ドラマで水増ししている。まあお話として普通に面白く読めるからいいけれど。
 今年の半ばに行った読者参加の謎解き編も、完成形の形で本書に収録されている。
 恒例だった次回の刊行予定が今回はないのが気がかり。これでシリーズ完結ってことはないよね? できれば年1冊くらいのペースでもうしばらく読みたいものです。

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