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ミステリの祭典

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重婚

作家 夏樹静子
出版日1978年06月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 蟷螂の斧
(2019/02/18 17:38登録)
裏表紙より~『清水市の三保の松原の砂地で船越広勝の死体が発見された。死因は一酸化炭素中毒。船越は旅行会社社長の四十二歳、二年前、バーに勤める玲美を入籍したが、実際は先妻の寿子の同意を得ないで離婚届を出しただけの重婚であった。玲美には恋人がおり、また寿子には船越の生命保険という動機があった。しかし、犯行時間のアリバイは二人ともに崩せない―(「重婚」)』~

7作の短篇集。誘拐もののトリックの先例があるということで拝読。後発の作品はそのトリックを応用したのではなく、まったく本作があるのを知らなかったようです。まあ、いずれにせよ先例には敬意を表したいと思います。表題作他、意表を突くようなアリバイものの作品があり楽しめました。

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