home

ミステリの祭典

login
殺人群衆

作家 河野典生
出版日1961年01月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 YMY
(2019/02/14 18:42登録)
学生運動が全盛の時代。持て余される若さのエネルギーと狡知に長けた打算とがぶつかるハードボイルド青春小説。
物語は一種の倒叙形式によって進められる。大物政治家の秘密を握り、自らが立つという野望を胸に秘めた秘書と、その姿に反発し同等に渡り合おうとする主人公。さらに無思慮な若者が三者三様の動きを見せる展開はスリリング。

1レコード表示中です 書評