半七捕物帳【続】 半七 |
---|
作家 | 岡本綺堂 |
---|---|
出版日 | 1997年03月 |
平均点 | 8.00点 |
書評数 | 1人 |
No.1 | 8点 | 斎藤警部 | |
(2019/02/03 11:31登録) お文の魂/石灯籠/勘平の死/湯屋の二階/お化け師匠/春の雪解/三河万歳/熊の死骸/張子の虎/弁天娘/冬の金魚/むらさき鯉/三つの声 (講談社 大衆文学館) 編者は縄田一男 講談社『大衆文学館』では後期作品を集めた’正’(北原亞以子編)のほうがより私の好み。半七第一作「お文の魂」を筆頭にアッサリ目の最初期作がずらり、残り半分ほども前期の作品が占める。 んな中でグッと来たのは「むらさき鯉」。こりゃ濃いわァ~。 物語の終わらせ方がちょィと独特な 「三つの声」で締めるのも趣があらあな。 他の、比較的サラリとした作品も充分に愉しめましたよ。 何といっても、言うだけ野暮ですが、文章が良いのさね。 |