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ミステリの祭典

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古事記異聞 オロチの郷、奥出雲
古事記異聞シリーズ

作家 高田崇史
出版日2018年10月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 makomako
(2019/02/02 08:03登録)
 古事記異聞の第2弾。シリーズ化されそうな気配がします。
 内容は橘樹雅の出雲旅行の後半ということになっています。数日の旅行で不思議な殺人事件に2回で会うという、ほとんどありえない設定ですが、まあそれは良しとしましょう。
 このお話は歴史推理と殺人事件を絡ませるといった内容で、高田氏独特の歴史推理が楽しめます。カンナシリーズよりは推理の内容が学問的?なので、歴史推理部分がかなりめんどくさく感じる方もいるかもしれません。それにたいして殺人事件の方はちょっと味が薄い。こんなことで騒動になるかなあ。
 いずれにしても物語の内容はほとんどQEDシリーズそのもののようで、登場人物の配置を変えればQEDとして成り立ってしまいそうな感じでした。
 高田氏のファンならきっと楽しめますが、それ以外の方には屁理屈の塊のように思えるかもしれません。私は楽しんで読みました。シリーズ化されたらきっとすぐに買って読みます。

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