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ミステリの祭典

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試験に出ないQED異聞

作家 高田崇史
出版日2019年01月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 makomako
(2019/01/27 21:34登録)
 高田氏の主なシリーズを組み合わせたような短編集です。
 3つのシリーズがどこかで重なっているような設定ですが、もちろん一つずつの話は単独で読んで十分に楽しめます。
 私はなんといってもQEDシリーズが一番好きなので、初めの2編、QED鬼神の社と九段坂の春は楽しく読めました。パズル型の千葉千波君が出る話はちょっと苦手。最後の木曽殿最期は古事記異聞ですが、これも楽しく読めました。
 私にとっては好みと苦手が混ざったような短編集ですが、QEDシリーズをほぼオンタイムで読み続けていたものにとってはタタルの若い頃のお話は興味深いものでした。さらに木曽殿最期ではタタルとナナちゃんが結婚したということも分かって一安心、といったおまけもありました。

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