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ミステリの祭典

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たとえば、君という裏切り
原案:栗俣力也

作家 佐藤青南
出版日2018年12月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 人並由真
(2019/01/27 16:58登録)
(ネタバレなし)
 このコンビによる二冊目。今回は小説本編三パート+エピローグという構成に独特の起伏感があり、それもあってあっという間に読める。実にリーダビリティは高い。
「この手の」作品の決まり事を丁寧に守ったために、いくつかの仕掛けは難なく露見してしまうが、手数の多い合わせ技はそれなりの成果を上げているのでは。
(ただし最終パート、某重要キャラをここでいっきにしっかり書き込まなければならない、構造上の必然からくるバランスの辛さは、感じないでもない。)
 好みにもよるかも知れないが、新刊で買ってもお値段分は楽しめるだろう。

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