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ミステリの祭典

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恐怖の幻影

作家 ウィリアム・カッツ
出版日1990年08月
平均点6.50点
書評数2人

No.2 6点 ROM大臣
(2022/06/16 14:35登録)
原因不明の高熱と目の痛みに倒れた後、少女は幻影を見るようになった。それは自分の母親の身に降りかかる災難の光景で、その予言は次々に的中。「受難の超能力少女」物の定型を踏まえた前半部分には、取り立てて新味はないが、後半に物語は一種の法廷サスペンスとして緊迫感を増す。
親しい隣人たちが、得体のしれぬ存在に豹変する不条理な恐怖。相次ぐ危難に描かれているのが印象に残る。

No.1 7点 蟷螂の斧
(2018/10/30 10:49登録)
~ヴェラは7歳の娘アニーと愛する夫ハリーと幸福な毎日を送っていた。ところが、夫が謎の失踪を遂げ、娘は高熱を出し失明の危機に。やがてアニーには予知能力があることが・・・。~

ジャンルがホラーであることを前提として読まなかったため、読後、やや違和感が残りました。しかし、筋の運び方は巧いし、反転やどんでん返しも用意されており十分楽しめました。

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