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ミステリの祭典

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予告殺人
ミス・マープル

作家 アガサ・クリスティー
出版日1951年01月
平均点5.77点
書評数22人

No.2 8点 okutetsu
(2009/07/01 05:48登録)
マープルの長編というだけで高得点をつけたくなるというもの(笑)
ですがそれを差し引いてもかなりの良作です。
予告殺人という設定のおもしろさもさることながら定番のミスディレクションも炸裂。
マープル長編最高傑作の名に恥ない作品だと思います。

No.1 2点 mini
(2008/11/02 11:10登録)
戦後のクリスティ長編はマープルものがポアロものと互角以上の評価をされているが「予告殺人」はつまらなかった
マープルもの長編の代表作みたいに言われるが過大評価だろう
序盤の殺人予告のセンセーションだが、実は全国紙ではなくて限られた範囲の地方ミニローカル新聞なので大して盛り上がるような話ではない
犯人の設定も真相の切れ味も、いつものクリスティの平均レベルで、なぜ評価が高いのか首を傾げてしまう
一番陳腐なのが、終盤にマープルが犯人に罠を仕掛ける場面があるが、昔ながらの手法をそのまま使ったような感じで、新味も工夫も無い
江戸川乱歩が褒めたのがへんな過大評価の理由なんだろうか?
マープルもの長編としては「鏡は横にひび割れて」の方が断然上だと思う

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