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ミステリの祭典

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マッキントッシュの男

作家 デズモンド・バグリイ
出版日1973年01月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点
(2020/11/23 23:13登録)
タイトルはアップル・コンピューターとは無関係で、登場人物の名前です。
このタイトルで検索してみると、出てくるのはほとんどジョン・ヒューストン監督、ポール・ニューマン主演の映画ばかりです。小説原題が "The Freedom Trap" なのに対し、映画は原題も "The Mackintosh Man"。有名監督・俳優の映画ですが、映画サイトの投稿レビューではあまり評判がよくありません。わけがわからない、説明不足だという意見が多いのですが、まあもっともだと思えます。原作で半分近いあたりでのどんでん返しには驚かされ、最初の方を読み返してみたくなったのですが、そんな叙述トリック系の仕掛けは、映画の場合拒否反応を引き起こす可能性の方が高いでしょう。読了後確認してみたところ、筆が滑ったと思われる個所もありますが、概ねフェアプレイが守られていました。
ラストは映画よりも原作の方が、はるかに派手なスペクタクル・シーンで締めくくってくれます。

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