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ミステリの祭典

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駅のふしぎな伝言板

作家 ほしおさなえ
出版日2014年07月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 猫サーカス
(2018/09/03 20:00登録)
舞台は物に宿った魂「ものだま」の声が聞こえる坂木町。主人公は最近引っ越してきた小学5年の七子。ものだまが荒ぶると、周りで変なことが起こる。クラスメートの鳥羽は「ものだま探偵」としてものだまに関わる事件を解決している。シリーズ第2弾は坂木駅で自分がどこに行くのかを忘れたり、待ち合わせ忘れたりする人が続出している「物忘れ事件」。七子も鳥羽の助手として調査に乗り出す。事件解決の過程で本格ミステリの手法を導入する一方、背景では「誰かに思いを伝えることの大切さ」が感じられ、心動かされる。毎日の生活の中でつい忘れがちな物への愛着や感謝を思い起こさせてくれる作品。(注)この作品は児童書になります。

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