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ミステリの祭典

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広域指定
柴崎令司シリーズ

作家 安東能明
出版日2016年08月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 猫サーカス
(2018/06/12 20:00登録)
いかに女性を登場させて活躍の場を与えるのかが、男くさい警察小説で重視されるようになってきたが、この作品も要所で引き締めるのが女性たち。意外性に満ちたプロットと柴崎の冷静沈着な行動もいいけれど、印象的なのは、頼りない高野巡査が前作「伴連れ」から一段と成長して信念の聞き込みをして証拠をおさえ、女署長坂元が要所で的確な判断をするところ。事件解決の後、犯人と向かい合い動機を深く探る過程も実に読ませる。

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