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ミステリの祭典

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世界の終わりの天文台

作家 リリー・ブルックス=ダルトン
出版日2018年01月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 糸色女少
(2018/05/24 23:01登録)
身近な近未来が舞台。物語は、北極圏の天文台に孤立した老研究者と、地球との交信が途絶えてしまった木星探査船の乗員という、ふたつの視点から語られる。どうやら全面核戦争のような出来事で、人類は滅亡したらしいのだが、取り残された彼らには、現状確認すら困難。
絶望的な状況下で彼らが望むものとは何か。老天文学者と宇宙船乗員というふたつの点は、どんな線を結ぶのか。人類の静かなたそがれの物語が紡がれる。

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