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ミステリの祭典

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人体密室の犯罪
旧題「円周率πの殺人」

作家 由良三郎
出版日1988年08月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 6点 みりん
(2026/06/16 21:22登録)
このサイトで朧げに作家の名前を記憶し、古本屋で「世界最小の密室。戦慄の切断トリック」という煽り文句に釣られて購入。「世界最小の密室」ってどっかで聞いた煽り文句だな。被り?
10ページで1人、50ページで2人目が殺されるテンポ感。戦慄の切断トリックもかなりユニークなものが序盤にダミーとして提示されて、最後まで読むとこっちのが良かったんじゃない?という印象。
医学者が書いたのである程度フィージビリティは保証されているらしい。面白いが埋もれるのもわかるくらいに普通の作品。

No.1 6点 nukkam
(2018/05/21 09:05登録)
(ネタバレなしです) 1988年発表の本格派推理小説で、病院を舞台にして登場人物の大半も医療関係者にしているところは医学者だった作者らしいですね。当初のタイトルは「円周率πの殺人」でしたが改題したのは正解だと思います。外傷は見つからないのに胃と腸が切り離されて死んでしまうという前代未聞のトリックに挑戦です。とても自然死では押し通せそうになく、実行可能な人間が絞られるなど犯人にデメリットしかなさそうなトリックですが作者の挑戦意欲を買いましょう。トリックが(当時としては)先進的なアイデアなのに対して動機が泥臭いまでに古典的(というか通俗的)なのが印象的です。犯人当てとしては自白便りになっているところが少々物足りないですが。

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