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ミステリの祭典

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瘢痕

作家 トマス・エンゲル
出版日2014年09月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 猫サーカス
(2018/05/11 19:45登録)
事件記者のヘニングは火事で愛する一人息子を失い、離婚し、さらに自分も顔に醜い瘢痕が残った。2年間の休職ののち、復帰したヘニングの初仕事は女子大生が片手を切り落とされ、石打ちによって惨殺された事件だった。持ち前の鋭い勘と情報網を駆使して、ヘニングは真相を探り出そうと奔走する。切れのいい調査ぶりと、過去を克服しようとするヘニングの苦闘ぶりが読みどころでしょう。さらなる闘いを暗示させる不穏な結末に次作の期待が高まった。

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