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ミステリの祭典

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甦った脳髄

作家 草野唯雄
出版日1984年04月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 蟷螂の斧
(2018/04/01 15:10登録)
報復譚、オカルト、異常心理、医学ホラー、猟奇妖艶、本格風味とバラエティに富んだ短篇恐怖小説集です。
「表題作」~先天的に知能発育が遅れていた14歳の男の子に、急逝した天才教授の脳汁を皮下注射して、その推移を追っていた。半月ほど経ったころ、言語の発達など明らかに変化が見られた。ところが、その男の子が思いもよらない行動に・・・。
「闇の中の棺」~義父(自然死)の棺の中に、夫(殺害)の死体を入れ、義父の死体は庭に埋めるという完全犯罪を計画。証拠もなく警察はお手上げ、そこにルンペンが証拠品を持ち込んできた。二転三転する展開。
全体的には先が読めるものが多かった。

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