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ミステリの祭典

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約束
スコット&警察犬マギー、エルヴィス・コール&ジョー・パイク

作家 ロバート・クレイス
出版日2017年05月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点
(2024/02/23 21:16登録)
2013年に発表された『容疑者』で登場したロサンジェルスの警察犬隊巡査スコット・ジェイムズとその相棒ジャーマンシェパードのマギーが、好評に答えて2年後の本作で再登場です。ただし今回は、作者の代表シリーズであるエルヴィス・コール&ジョー・パイクとの共演。さらにパイクの友人で民間軍事請負業者のジョン・ストーンも捜査に加わります。この人は他の作品にも出ているのかどうかは知らないのですが。
本作の事件では、マギーが以前に軍隊で爆弾探知犬をしていたことが役立つことになります。なにしろ相手は爆発物の密売を画策する連中なのですから。第1章はその悪役であるロリンズ氏の視点で始まる作品で、ジェイムズ巡査、コール(これは一人称形式)、さらに今回もマギーの視点を取り入れて描かれていきます。
『容疑者』よりも事件の展開には工夫を凝らした作品になっていました。

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