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ミステリの祭典

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破滅の王

作家 上田早夕里
出版日2017年11月
平均点8.00点
書評数1人

No.1 8点 虫暮部
(2018/01/26 10:31登録)
 1930~40年代、戦火に翻弄される科学者達の物語。SFというフィールドを離れても(架空の細菌は登場するが)、群像劇を通じて社会の変遷を描く手腕は磐石。それほどぶっ飛んだ話ではないし、こういった戦時下の諸々を虚実織り交ぜて描く作品はもしかすると珍しくはないのかもしれないが、その中でも存在感のある一冊になるのではないか。主人公が地味、と言う気はするが決定的な難点ではない。
 それにしても中国が舞台の作品は地名人名の読みが面倒臭い。

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