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ミステリの祭典

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ノーマンズランド
姫川玲子シリーズ

作家 誉田哲也
出版日2017年11月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 HORNET
(2018/01/20 16:38登録)
 今回の作品は、からくりに拉致問題が絡んできて、ちょっと政治色も出ている。面白いには面白いのだが、シリーズを追うごとに、凝るあまりに仕組みや背景が複雑になっていく感じがして、理解しながら読もうと思うとトントン拍子にページを繰ることができないぐらいになっている。
 今回も姫川玲子のわがままぶり、暴走っぷりは相変わらずで、好きな人には喜ばれるだろうが、私はどうも鼻につく。しかも最後は完全にはじめに取り掛かった事件と別件の話で終わっていて、尻切れトンボのような感じもした。

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