| 帝都大捜査網 |
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| 作家 | 岡田秀文 |
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| 出版日 | 2017年07月 |
| 平均点 | 5.00点 |
| 書評数 | 1人 |
| No.1 | 5点 | 人並由真 | |
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(2018/01/09 11:31登録) 大筋のホワットダニット(何が、どういう事件が起きているのか)の方はまあ面白かったものの、もうひとつの大仕掛けの方は必要だったのか? という印象。はっきり言ってこの長編で、この作品で、この事件でやる必然性は、頗る希薄だよね。 途中で違和感を覚えながらも、別にことさらそんなヘンなことする意味もないだろと思っていたら、最後に・・・。 もちろん、この仕掛けで、あまたある現行国産ミステリの中で、とにもかくにも作品の印象を強めたという一点の意味ならば、まさに作者の思惑通りですが。 (まあ、この考えを突き詰めていくと、ミステリ史上、名作と呼ばれているいくつかの作品にも咎が行くんだろうな。そうなったらそうなったで、アレなんだけど。) |
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