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ミステリの祭典

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名探偵と鉄旅
鉄道ミステリー傑作選

作家 アンソロジー(ミステリー文学資料館編)
出版日2016年10月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 まさむね
(2018/01/06 17:54登録)
 収録作品は以下の8篇です。①三毛猫ホームズの感傷旅行(赤川次郎・1986年)、②急行《あがの》(天城一・1976年)、③緋紋谷事件(鮎川哲也・1955年)、④碓氷峠殺人事件(内田康夫・1984年)、⑤鉄路に消えた断頭吏(加賀見雅之・2006年)、⑥お座敷列車殺人号(辻真先・1983年)、⑦恵那峡殺人事件(津村秀介・1991年)、⑧特急列車は死を乗せて(山村美沙・1988年)。ちなみに、③はその後「碑文谷事件」に改題・改稿されています。
 アリバイ物は半数の4篇で、その中ではやはり③が抜きんでています。非アリバイ物の中では⑤が断トツ。他の作品は、まぁ、良くも悪くも懐かしさを感じるなぁ…といったところでしょうか。書かれた時期がバラバラなだけに、当時の交通事情に想いを馳せることも出来たし、全体としては読み得な印象を受けましたね。

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