home

ミステリの祭典

login
アンブロークンアロー
戦闘妖精・雪風

作家 神林長平
出版日2011年03月
平均点8.00点
書評数1人

No.1 8点 糸色女少
(2017/12/15 20:27登録)
南極大陸に出現した超空間<通路>から、謎の異星知性体<ジャム>が地球に侵攻する。人類は通路の向こう側の惑星に実践部隊を派遣。いつ果てるともしれない戦争が始まる。
主役は、人工知能を搭載した戦術戦闘電子偵察機<雪風>とパイロットの深井零。ジャムが人類に仕掛ける欺瞞工作が物語の焦点になる。
何が真実で、何が虚構なのか?スパイ小説めいた枠組みの中で、操作される現実というテーマが浮上する。果てしない議論の末に、不意打ちのように訪れるラストシーンは惚れ惚れするほど素晴らしい。

1レコード表示中です 書評