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ミステリの祭典

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マイケル・シェーン登場
私立探偵マイケル・シェーン

作家 ブレット・ハリデイ
出版日1961年05月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点
(2017/11/12 10:25登録)
まるでシリーズ第1作みたいなタイトルですが、たぶん第18作です。原題は "This is it, Michael Shayne" で、「まさにこれだ」ということですが、何のことだかわかりません。
巻末解説ではハリデイとガードナーと売上を比較したりもしていますが、タイプ的にも、かなり謎解き要素が高く、また文学性ではなくエンタテインメントに徹していること等、なんとなくペリー・メイスン・シリーズと近い感じもします。さらにシェーンがハードボイルドでは珍しく全国的に有名な私立探偵という設定も、メイスンと共通するものです。
真相については、第2の殺人が起こる少し前に、これはどうしてもこうならざるを得ないなとは思ったのですが、予想以上に細かいところまでうまく辻褄を合わせてまとめてくれていました。結末の意外性はガードナーほどではありませんが、論理的整合性では、むしろ上かもしれません。

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