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ミステリの祭典

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ブエノスアイレスに消えた

作家 グスタボ・マラホビッチ
出版日2015年05月
平均点8.00点
書評数1人

No.1 8点 猫サーカス
(2017/11/07 18:41登録)
幼い娘とベビーシッターがブエノスアイレスの地下鉄で姿を消してしまう。父は必死で行方を捜すが、調査は一向に進展しない。何年にも及ぶ彼の探索は、やがて都市を離れ、密林へと向かう。家族の失踪に苦しむ男の、長い年月にわたる旅路を描く。不穏な気配の漂う文章と、緻密な構築で読ませる。結末の驚きも申し分なく、非常に分厚いけれど、最初から読み返したくなる一冊。

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