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ミステリの祭典
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記憶屋
記憶屋シリーズ
作家
織守きょうや
出版日
2015年10月
平均点
6.00点
書評数
1人
No.1
6点
糸色女少
(2017/10/29 19:35登録)
繊細で優しく、スリリングでしかも切々としていてなかなかいい。
記憶が主題というだけで食傷する向きもあるかと思うが、出尽くした感がある題材も、青春恋愛小説的な視点から切り込むと実に新鮮であることがわかる。
記憶がもつ甘美さと残酷さを両方とりあげ、記憶喪失の是非を問いかけて、生きることの難しさをどう向き合うのかを考えている。
真摯で暖かな感動作。
1
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