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ミステリの祭典

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オーバーロードの街

作家 神林長平
出版日2017年09月
平均点8.00点
書評数1人

No.1 8点 虫暮部
(2017/10/24 08:56登録)
 介護施設の入所者虐待からスタートして、行為の主体とは、意志のありかとは、とどんどん発展しスケールアップする。しかし延々とディベートで話を広げがちなこの作者にしては、何が進行しているかが明確で、良い意味で判り易いストーリー。最後の喧嘩のシーンはカタルシス満載だし、比較的きちんとまとめて終わっている感じも私には好ましかった。
 (どうでもいい感想)大麻良というネーミングでふと思ったのだけれど、英語圏でディックという名前は昨今どういう扱いなのだろうか。

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