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ミステリの祭典

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人間掛軸
江良利久一シリーズ

作家 輪堂寺耀
出版日2013年11月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 nukkam
(2017/08/19 22:36登録)
(ネタバレなしです) 尾久木弾歩名義で1952年に雑誌連載された江良利久一シリーズ第3作の本格派推理小説です(「十二人の抹殺者」(1960年)と一緒にやっと2013年に単行本化されました)。舞台は5つの家が建っている広大な私立庭園の「光風園」。住人の1人が掛軸の釘から吊り下がった死体となって発見され、江良利久一や警察たちが現場へ向かいます。しかし彼らの到着を待ってたかのように事件は過激なまでにエスカレート。行方不明になって死体となって発見される者がいるかと思えば死体が消えてしまったりと無能な捜査陣は翻弄され続け、犠牲者の数はとどまることを知りません。サスペンス溢れる展開に比べて江良利の推理がやや小ぢんまりしていますが退屈はしません。意外なロマンスも印象的です。

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