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ミステリの祭典

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八つ墓村
金田一耕助シリーズ

作家 横溝正史
出版日1959年01月
平均点7.71点
書評数42人

No.2 7点 vivi
(2008/01/31 01:39登録)
横溝ミステリの定番ともいえる設定。
古い言い伝えを効果的に生かし、相続問題に揺れる古い家の姿を描きます。
登場人物の1人称のスタイルを取っているせいか、
大きな波に翻弄される「私」の運命をドラマチックに感じられますね。

はっきり言うと、金田一耕助の活躍は事後解説にとどまる感じで、
その辺が不満と言えば不満なのですが、
(動機がわからない、立証できないと言ってる場合?^^;)
やはり全編を覆うロマンティシズムが素敵です。
横溝作品に女性ファンが多いのも、その辺りかな~。

No.1 9点 マニア
(2008/01/27 00:26登録)
落ち武者の祟り、津山事件、古い因習の残った山村、名家の後継ぎ問題、洞窟、一癖も二癖もある登場人物などなど・・・雰囲気を楽しむ自分にとってはまさに満漢全席の様な作品。
雰囲気だけでなく、導入⇒起⇒承⇒転⇒結のストーリー展開もバランス良く秀逸!

決して色褪せることのない傑作!!

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