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ミステリの祭典

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三銃士の息子

作家 カミ
出版日2014年04月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 小原庄助
(2017/07/13 09:58登録)
抱腹絶倒のフランス作品。
主人公が「三銃士」のダルタニャン・アトス・ポルトスの全員を父とする(この設定も荒唐無稽だが)三銃士の息子。
この主人公が、美しい娘のために悪い公爵への報復を果たそうとスペインに行く道中が描かれる。
ユーモアたっぷりの描写とダジャレの連発とはいえ、この三銃士の息子はなかなか機知に富み、事件を鮮やかな手さばきで解決するばかりか、最後にはほろりともさせてくれる。 
作者自身のイラストも楽しいし、原文にないダジャレを創作してしまった翻訳も素晴らしい。
憂鬱を吹き飛ばすのにうってつけの作品。

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