home

ミステリの祭典

login
法医学教室の午後
西丸與一

作家 評論・エッセイ
出版日1982年11月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 tider-tiger
(2017/04/26 13:42登録)
横浜市立大学の法医学教室に在籍している著者が監察医の仕事をしていく中で出会った物言わぬ死体の隠されたドラマを描く。

法医学の専門知識よりも、人間ドラマに重点を置いて書かれたエッセイ集です。
小説のように読める作品もけっこうあり、謎解き要素のある話、悲哀を感じさせる話、申し訳ないけど笑ってしまうような話、奇妙な味系の話、こんなものを読まされても……的な話(苦笑)と、いろいろあって楽しめます。
法医学そのものに興味ある方には他の本(上野正彦氏 死体は知っているなどなど)を薦めますが。
妙にたどたどしい文章も朴訥とした味わいと好意的に評価しておきましょう。

1レコード表示中です 書評