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ミステリの祭典

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鬼畜

作家 松本清張
出版日1964年01月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 パメル
(2017/03/29 12:38登録)
七編からなる短編集
前半四編が凡作で後半三編が佳作という印象
「甲府在番」は左遷に等しい甲府勤務を自ら望んだ男がある計画が思惑通りにいかず罠に嵌っていく恐怖が描かれている
時代物ミステリで真相が明らかになるにつれてホラー風に変わっていくところは読み応え十分
表題作の「鬼畜」は良心に苦しみながらも徐々に深みにはまっていく心理を丁寧に描き人間の弱さと恐ろしさを思い知らせてくれる作品

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